噛む飴 有平糖
有平糖(ありへいとう、あるへいとう)とは、安土桃山時代にポルトガルより伝えられたとされる南蛮菓子です。
当時は砂糖が貴重品だったこともあり、大名への献上品とされ一般階級には出回っていませんでした。
江戸時代に入ると砂糖が比較的入手し易くなったため、有平糖の技術も進歩し現在のような美しい飴細工となりました。
有平糖と普通の飴の違いは?
飴菓子と呼ばれる有平糖ですが、意外にも飴の部分は外側のみ。
水飴と砂糖の比率が異なる「有平糖」と呼ばれる薄い飴で外側が包まれています。 内側には自然素材と砂糖の餡(黒ごまや抹茶など)がたっぷりと入っているため、 口の中に入れれば濃厚な素材の味が広がります。
噛めばサクサクッの食感、その後に餡の風味が広がる、他には無い独特の飴菓子となっています。
味と見た目、二つの有平糖
現在では有平糖は大きく分けて二つの種類が存在します。華やかな細工が施された見た目重視の物と、簡素な作りだけれども味重視の物の二つです。
見た目重視の物は目で楽しむ側面が強いため、茶道などの席で菓子として利用されますが機械製造ができないため高価になりがちです。反対に味重視の物は構造が簡単なため大量生産に向き、その美味しさから観光地の土産物や贈答品として愛されています。
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食べれば美味しく、配ればインパクト絶大の飴菓子 一度味わってみてはいかがでしょうか?