ウッドチップとバークチップを敷いた際のメリット、デメリットについて
お庭や花壇、ドッグラン 等に敷くマルチング資材として人気の「ウッドチップ」と「バークチップ」ですがこれらを敷いた際のメリットやデメリットについて今回はまとめたいと思います。
ウッドチップ 又は バークチップを敷いた際のメリットとデメリットをまとめると・・・
ウッドチップとバークチップを敷くメリット
- 日差しによる地面の乾燥を防止できます。
- 鉢栽培(バラ 等)での泥はね防止による黒点病を予防できます。
- 雑草の発芽に必要な光を遮ることで雑草の発生を抑制できます。
- コガネムシによる被害を対策(侵入 及び 産卵防止)できます。
- ドッグランに敷いた際は足の負担軽減、土の汚れや臭いの対策に効果的です。
ウッドチップとバークチップを敷くデメリット
- 敷くことで表土が見えなくなるので、水やりのタイミングがわかりづらくなる。
- 目の細かいものを敷いた場合は取り除くのが大変になる。
- 日があまり当たらない場所に敷くと虫が集まってしまう。
- 導入時や使用していく中での紛失 等によって費用がかかる。
捕捉:ウッドチップとバークチップを敷くことによるシロアリの発生について
ウッドチップとバークチップのどちらも木材から作られている資材ですので
「シロアリの発生や被害を心配する方の声も多いのではないか?」と思われますが、
シロアリが住み着く木材(住処)は厚さが1cm以上の厚みがないと暮らせず、ウッドチップとバークチップは厚みがない資材なので「シロアリの住処に適していない」ので弊社でも長年バークチップを販売しておりますが「シロアリの発生は報告がない」ので安心できるレベルには達しているのではないかと考えられるので「シロアリが発生する原因にはなりずらい」と思われます。
ですが、注意は必要で日があまり当たらない場所にウッドチップやバークチップを敷いた際は「湿気がこもりやすくて暗い状態」になり、虫が好む環境で集まりやすいので注意が必要です。
そのような場合は対策方法が必要で防虫効果のあるチップを選択して敷く、敷く厚さを1cm程度にして厚く敷かないようにする、施工場所に日が良く当たるように改善をする必要となります。
捕捉2:ウッドチップとバークチップに違いはあるのか?
ウッドチップについて
ウッドチップは「杉やヒノキ、クスノキなどの木材を細かく粉砕して作った資材」でウッドチップの材料になる木材は豊富な種類があり、材料によって香りが異なっていて防虫に強いもの(白アリに強いサイプレス 等)などもある種類が豊富な資材です。
バークチップについて
バークチップはウッドチップの一種で「赤松や黒松などの樹皮を採用した種類」のもので従来のウッドチップと比較すると「1粒のサイズが大きく、丸みを帯びている形」をしています。
赤や茶色などの色味があるものが多く、ガーデニングや鉢栽培 などの用途で使用されています。
※ バークチップも白アリが巣を作れない資材なので白アリの耐性は高い分類に入ります。
ウッドチップとバークチップでの違いをまとめると・・・
ウッドチップとバークチップの違いとしては材料の違いによるものでウッドチップは「木材(全体)」、バークチップは「松の樹皮のみ」を材料として作られた資材でその差を比較すると
「バークチップのが1粒のサイズが大きく、丸みを帯びている形にできている」、
「バークチップのがシロアリが発生しにくい」と言われています。
ですが、上記でも記述しておりますがシロアリは木材に1cm以上の厚みがないと住処として適さないとされていることに加え、防虫加工を行ったウッドチップ 等もあるのでその差は大きくないと思われるので従来のウッドチップと比較した際は「バークチップのが使用している素材の違いによってシロアリの耐性が少し高い」という違いがあります。
ウッドチップとバークチップを使い分けるポイントは?
【推奨】鉢栽培やガーデニング、ドッグランには「バークチップ」がオススメ!
【 バークチップ 推奨理由1 】
ウッドチップよりも少量で広い面積に敷き詰め可能!
「バークチップ」を「ウッドチップ」と比較すると1粒が大きくできているので
「ガーデニングやドッグラン 等でお庭の広い面積の部分に敷くような場合」には「バークチップ」を敷くことで「ウッドチップよりも1粒当たりの厚みがあるものを敷き詰める」ので広い面積に使用でき、「ウッドチップよりも必要量を少なく、コストを抑えて敷く」ことが可能です。
また、鉢栽培にマルチング材として使用する場合はコガネムシ対策(侵入や産卵の防止)に効果的で適度な大きさをしていて細かくないので一時的に取り除く場合や土の表面を確認したい場合でも手間がかからないのでオススメです。
【 バークチップ 推奨理由2 】
粒に厚みと丸みがあるので形が崩れにくいので安心!
「バークチップ」は「ウッドチップ」と比較して粒に丸みと厚みがあるので
「ウッドチップよりもかけずらくて割れにくく、とげが発生しにくい」ので安心で
敷いた場所から一時的に取り除く場合でもとげが発生しにくいので扱いやすく、
敷いたバークチップの上を犬などの動物が歩いた場合などでも動物の足や肉球への負担を減らすことで怪我をしにくい場所にできます。
バークチップを他の資材と比較すると・・・
バークチップ以外のマルチングで起きやすい3つの問題点
- 表土が見えないので、水やりのタイミングがわかりづらい
- 目の細かいものだと取り除くのが大変で土の乾燥具合を見にくい
- 不織布タイプの物や、ネットで覆う物だと見た目が悪い
バークチップを使用した場合だと問題は特にありません!
【 バークチップ 使用例1 】
鉢栽培(バラ・ブルーベリー 等)のマルチング
対象 | 使用した バークチップ | 期待できる効果 |
---|---|---|
バラ | 業務用バークチップ (黒松バークチップ) |
・泥はね防止(黒点病予防) ・敷いた地面の乾燥防止や保温 ・コガネムシ対策 ・雑草の発生防止 |
上記の画像は弊社で販売中の業務用バークチップ(黒松のバークチップ)を敷いたもので
鉢栽培のバラを大苗植え付けの際にマルチング材として導入したものです。
地面をバークチップで覆うことで泥はねが原因で発症する黒点病を予防でき、
地面の乾燥防止や保温、コガネムシの侵入、雑草の発生も同時に防ぐことができます。
また、バークチップの粒が適度な大きさなので取り除くのが簡単にでき、
粒を退けるだけで表土が見えるので手を汚さないで水やりができます。
対象 | 使用した バークチップ | 期待できる効果 |
---|---|---|
ブルーベリー | 業務用バークチップ (黒松バークチップ) |
・敷いた地面の乾燥防止や保温 ・コガネムシ対策 ・雑草の発生防止 |
上記の画像は弊社で販売中の業務用バークチップ(黒松のバークチップ)を敷いたもので
鉢栽培のブルーベリーにマルチング材として導入したものです。
バークチップで覆うことで地面の乾燥防止や保温、コガネムシの侵入、雑草の発生を防げます。
また、バークチップの粒が適度な大きさなので取り除くのが簡単にでき、粒を退けるだけで表土が見えるので手を汚さないで水やりができます。
【 バークチップ 使用例2 】
お庭や庭木の飾り・雑草対策・展示
使用した バークチップ | 期待できる効果 | 敷く厚さ |
---|---|---|
業務用バークチップ (黒松バークチップ) |
・景観の向上 ・敷いた地面や庭木の乾燥防止や保温 ・雑草の発生防止 |
厚さ 3~5cm 程度 |
上記の画像は弊社で販売中の業務用バークチップ(黒松のバークチップ)を敷いたものになります。
お庭や庭木の飾り・雑草対策・展示(レイアウト)に使用する際は、厚さ3~5cm程度の厚さでバークチップを敷き詰めると効果的です。また、バークチップの粒が適度な大きさなので取り除くのが簡単にでき、粒を退けるだけで表土が見えるので手を汚さないで水やりができます。
【 バークチップ 使用例3 】
ドッグラン用の資材として使用可能
使用した バークチップ | 期待できる効果 | 敷く厚さ |
---|---|---|
業務用バークチップ (黒松バークチップ) |
・景観の向上 ・土による汚れの防止 ・足にかかる負担の軽減 ・尿や湿気による臭い軽減 ・敷いた地面の乾燥防止 ・雑草の発生防止 |
厚さ 10cm 前後 |
上記の画像は弊社で販売中の業務用バークチップ(黒松のバークチップ)を敷いたものになります。
厚さを10cm前後で敷くことで遊んでいる際に付いてしまう土の汚れが無くすことができ、
足の負担が少なく、臭いも軽減されている綺麗で安全な場所で愛犬を遊ばせることができます。
捕捉1:ドックラン用でバークチップを敷く際の注意点
ドッグラン用に「バークチップ」を敷く際は、ご購入予定のバークチップのサイズが、
「上を歩く愛犬の足に適したサイズや厚さ」であるかをご確認ください。
適したサイズを敷いていないと「足や肉球の負担や怪我」に繋がる恐れがございます。
1度サンプルにてサイズが適しているものかをご確認ください。
捕捉2:ドックラン用のバークチップを選ぶ基準
犬のサイズ | バークチップについて | 敷き方 |
---|---|---|
小型犬 | 小さいサイズのバークチップ | 隙間が無いように敷き詰めると効果的です。 |
大型犬 | 標準サイズのバークチップ | 厚めに広く敷くと効果的です。 |
中型犬 | 小~標準サイズのバークチップ | しっかりと合ったサイズを選ぶようにする |
MIX犬 | サイズ合わせ重要 | しっかりと合ったサイズを選ぶようにする。 |
まとめ
ウッドチップとバークチップを敷くメリット
- 日差しによる地面の乾燥を防止できます。
- 鉢栽培(バラ 等)での泥はね防止による黒点病を予防できます。
- 雑草の発芽に必要な光を遮ることで雑草の発生を抑制できます。
- コガネムシによる被害を対策(侵入 及び 産卵防止)できます。
- ドッグランに敷いた際は足の負担軽減、土の汚れや臭いの対策に効果的です。
ウッドチップとバークチップを敷くデメリット
- 敷くことで表土が見えなくなるので、水やりのタイミングがわかりづらくなる。
- 目の細かいものを敷いた場合は取り除くのが大変になる。
- 日があまり当たらない場所に敷くと虫が集まってしまう。
- 導入時や使用していく中での紛失 等によって費用がかかる。
広い面積に敷く場合は「バークチップ」のがオススメ!
- ウッドチップよりも1粒が大きいので少量で広い面積に敷けます。
- 粒に厚みと丸みがあるので形が崩れにくい。
- シロアリの耐性がウッドチップよりも材料の違いにより高い。
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