植木・庭木の育て方とおすすめ資材
植木や庭木は綺麗なお庭の景観を作る植物の中でも外観を大きく左右させるお庭の主役で管理がとても重要です。そこで、今回は植木や庭木のお手入れ(植え付け方・肥料の与え方 など)を上手く行うための方法やそれに最適な資材をまとめてみました。
植木・庭木の上手な植え付け方 - 鉢植え・地植え -
鉢植えの方法と手順
- 鉢に鉢底ネットを敷いてごろ石か軽石を入れます。スリット鉢ではそのまま土を入れます。
- 苗の根元が鉢からはみ出さない高さまで土を入れ、中央に土を少し盛って苗木を置きます。
- 根の間に土を入れ、棒などで突きながら隙間を埋めます。
- 水をかけて土がへこんだ分だけ土を追加して支柱を立てます。
- 最後に水をかけて馴染ませます。
地植えの方法と手順
- 植え付け前に地面に苗の1.5~2倍ほどの植え穴を掘ります。
- 掘りあげた土に堆肥や腐葉土、肥料などを混ぜ合わせます。
- 混ぜ合わせた土を植え穴の3分の1程戻します。
- 中央に植えつける苗木を置き、残りの土を戻して埋めます。
- 植え穴のまわりを高く盛って囲うように水鉢を作り、水が溜まるぐらいまで水を入れます。
- 植木を左右に傾けながら水を注いでいきます。
植木を傾けて、ゆらしながら水を注ぐと土中の空気が抜けるので効果的です。 - 水が引いたら支柱を立て、苗木と結束を行います。
注意:植えつけ(鉢植え・地植え)を行う際の注意事項
- 根巻き布を使用している場合は、外してしまうと根を痛めてしまいますので外さないで下さい。(数ヶ月で根巻き布は、腐り土にかえります)
- ポットを使用している際は必ず外してから植えつけて下さい。ポットが外しにくい場合はハサミで根を傷つけないように注意を切って取り外してください。
- 支柱で固定を行う際は植木が傾かないようにも注意して下さい。
- 支柱と幹が直接触れると樹皮が痛む原因になりますので杉皮を巻いて結束を行って下さい。
- 植えつける植木や庭木の種類によって効果的な時期が異なりますので注意が必要です。植え付けの時期については参考記事:「庭木・植木の植え付け移植に最適な時期は?」にて種類別に時期をまとめておりますのでご確認ください。
捕捉:鉢栽培での植え替えの時期について
植え替えは鉢の大きさに合わせて2~5年に1回を目安に新しい土に替えるのがおすすめです。
ただし、植え替えの際はつぼみや花が咲いている時期は避けてください。
3~5年以上同じ場所に植えられていた樹木を植え替えるときは、1ヵ月以上前に根元を20cmほど掘り返し、横に張った太い根を3~4本残してそのほかの根を切り詰めます。その後、残した根の露出した部分の皮を剥ぎ取ってから土に植えると効果的です。これを「根回し」といい、新しい根の生育を促し、移植に耐えられる状態にする効果があります。
植えつけ時の問題解決にはコチラの資材!
【イチオシ資材】土壌の透水性や排水性の改善に最適なパーライト!
・【オススメ】黒曜石パーライト(ビーナスライト)
黒曜石パーライト(ビーナスライト)は黒曜石を高温で熱処理し、人工的に作られた多孔質で排水性に優れた軽量の発砲体です。土壌改良材や培養土の原料として使用されているもので苗木を植えつける土壌の排水性や透水性が悪い場合は土壌に混ぜ込むことで排水性や透水性を改善ができ、苗木の根が張りやすくて育ちやすい環境にできるので最適です。
【イチオシ資材】植木や庭木のマルチングに最適なバークチップ!
・【オススメ】業務用バークチップ
業務用バークチップ低価格での高品質を実現した弊社限定のバークチップです。夏の暑い気候や日差しによる「地面の乾燥」、冬の寒い気候による「地面の凍結」、景観を乱す「雑草の発生」などでお悩みの方に最適なマルチング材です。
植木・庭木への上手な水やりと剪定について
1. 植え付け後、移植後の植木・庭木への水やり
植え付け後、移植後の庭木は根がダメージを負っているため通常の庭木よりも水を吸い上げる力が弱くなっています。 そのため、水やりを頻繁に行う必要があります。
春・秋の水やり
植物にとっても過ごし易く、負担の少ない季節。成長のため活動が活発になっている時期でもあります。晴天が続くようでしたら1~2日おきに水やりを行います。
夏の水やり
猛暑と乾燥で植物が疲れやすい季節。水やりが非常に重要な時期と言えます。植え付け直後であれば1日2回水やりを行いましょう。この時、昼間の散水は水滴がレンズの代わりとなって葉を傷めるので早朝、もしく夕方に行うと良いでしょう。また、ホース内で温まった熱い水が樹木にかからないよう、出始めの水は捨てましょう。
冬の水やり
気温が下がり、植物も休眠状態に入ります。周囲の影響を受けづらくなるため土の入れ替えや、植え替えに最適な時期です。地面の状態を観察し、乾燥しないように水やりを行いましょう。夕方以降に水やりを行うと、冷たい水が根を傷める恐れがあるため昼間が最適です。
2. 馴染んだ植木・庭木への水やり
植え付け後、1年以上経っている樹木は土に馴染み根も伸びているため、移植後の樹木程水やりを行う必要はありません。ただし、晴天が続く日と夏場の猛暑には気を付けましょう。
春・秋の水やり
植物にとっても過ごし易く、負担の少ない季節。成長のため活動が活発になっている時期でもあります。 晴天が続くようでしたら3~4日おきに水やりを行います。
夏の水やり
猛暑と乾燥で植物が疲れやすい季節。水やりが非常に重要な時期と言えます。毎日、もしくは1日おきに水やりを行いましょう。この時、昼間の散水は水滴がレンズの代わりとなって葉を傷めるので早朝、もしくは夕方に行うと良いでしょう。また、ホース内で温まった熱い水が樹木にかからないよう、出始めの水は捨てましょう。
冬の水やり
気温が下がり、植物も休眠状態に入ります。周囲の影響を受けづらくなるため土の入れ替えや、植え替えに最適な時期です。晴天が続くようでしたら10日に1度水やりを行うと良いでしょう。夕方以降に水やりを行うと、冷たい水が根を傷める恐れがあるため昼間が最適です。
3. 植木・庭木の剪定について
剪定名 | 針葉樹 | 落葉樹 | 常緑樹 |
---|---|---|---|
基本剪定 | 4~5月 | 11月中旬~2月 | 5~6月 |
軽剪定 | 10~11月 | 7月中旬~8月 | 9~10月 |
庭木や植木の剪定は対象となる樹木の種類、生長段階によって時期と方法が異なります。
常緑樹は5~6月と9~10月、落葉樹は12~2月、針葉樹は3月と10月を目安として剪定するのがおすすめです。花木の場合は、花や実が終わってから2ヵ月以内に行なうのが効果的です。
忌み枝(不要な枝)や直径5cm以上になった枝を中心に切り落とし、樹形をすっきりと整えると効果的です。剪定後は癒合剤(カルスメイトなど)を塗布しておくと効果的です。
植木・庭木の害虫や病気、消毒について
植木や庭木を育てていると害虫や菌の影響で病気になり、樹木が枯れてしまうことがあります。
これを防ぐには害虫を見つけてから退治することや病気になってからの対処を考えるよりも農薬による殺虫剤での害虫対策や殺菌剤での消毒を行うなどの事前での予防が効果的でおすすめです。
植木や庭木の農薬をお探しの方は是非ご活用ください!
・【オススメ】植木・庭木の農薬(殺虫剤・殺菌剤・成長調整剤)
植木・庭木 肥料の与え方について
肥料を与える時期や方法、適した肥料は対象となる植木や庭木の種類によって異なりますが主に使用する時期や方法、肥料の種類は下記のようになります。
植木・庭木に肥料を与える時期や用途
種類 | 概要 |
---|---|
元肥 (基肥) |
庭木を植える際に植え穴の底に入れる緩効性肥料のことです。根と肥料が接触していると根が痛んでしまうので元肥の上に土を盛って使用します。 |
お礼肥 | 花の終わった後や果実を収穫した後に樹勢を回復させる目的で与える肥料です。 |
追肥 | 後から施す肥料を追肥といいます。主に一度に多く肥料を施しても意味が無い肥料で適切な時期に数回に分けて施肥する必要があります。 |
寒肥 | 春の時期に植木や庭木の生育が旺盛になった際に効き目が現れる様に冬に与える肥料のことです。使用する肥料としては緩効性肥料が適していて主な時期は1~2月です。 |
芽だし肥 (春肥) |
春の萌芽期に根の活動が盛んになる際に施肥する肥料です。萌芽や枝の伸長を助けるために与える肥料で主な時期は3~4月です。 |
秋肥 | 9月頃に花芽の充実や耐寒性を向上させるた為に施す肥料です。リン酸やカリ分の多い緩効性肥料が効果的です。 |
置肥 | 鉢の回りに置き、雨や水やりによって溶けることで肥料成分が浸透していく肥料です。 |
水肥 | 水やりの代わりに散布することで施肥する液体肥料です。主に育苗期や肥料切れの際に与えます。希釈して与えるものとそのまま使用するものがあります。 |
施肥する肥料の種類(性質)
種類 | 概要 |
---|---|
有機質肥料 | 堆肥や油かす、鶏糞、草木灰などの動植物を原料とする有機質の肥料です。土の中の微生物などが分解するので土壌の改良などにも役に立ちます。主に緩効性肥料はこちらに該当します。 |
無機質肥料 (化成肥料) |
多くの肥料原料を配合して科学的に合成された肥料です。N(窒素)-P(リン酸)-K(カリウム)の3要素を中心に配合されていて多く配合されている成分の割合によって特色のある効果を持ちます。施肥の時期や量を間違えると根を傷める恐れがあるので注意が必要です。主に速効性肥料が主流ですが緩効性肥料もあります。 |
種類 | 概要 |
---|---|
緩効性肥料 | ゆっくりと成分が溶けて地面に浸透してから効果が表れる肥料です。最近では表面を被膜でコーティングし、肥料の効き目を人工的に調整したものがあり、効果が長く、形状は固形のものが多い肥料です。 |
速効性肥料 | 効果が素早く表れる肥料です。効果の持続が短く、形状は液体と水に溶かす粉末のものが主流です。 |
【資材のご紹介】効果が高いおすすめの肥料は?
・【オススメ】打ち込み型肥料 グリーンパイル
打ち込み型肥料 グリーンパイルは「ラージ・ミニ・スモール」の3つのサイズから選べる打ち込み型の肥料で樹木の大きさや場所(地面)に合わせて最適なコストで施肥ができ、配合成分をN(窒素)-P(リン酸)-K(カリ)=17%-10%-10%で構成することで植物に必要な3要素を最適なバランスで補給することで樹木を強健で葉色が良い状態にし、花や実を付けやすくできます。
また、効果が長持ちで年間1回の施肥で約1年効果が持続し、成分が溶けて浸透していくので根を傷めることや肥料やけの心配がないので安心です。
使用者急増中!合せて使うと効果的な活力剤
・【オススメ】活力剤 スーパーバイネ
植木や庭木が弱ってしまった場合には【植木活力剤 スーパーバイネ】の使用がおすすめです。
配合成分は自然由来の成分「キトサンオリゴ糖」のみで肥料成分を含んでいない活力剤なので「弱った植木や庭木にも安心」してご使用いただけます。また、肥料成分を含んでいないのでやりすぎによる肥料焼けの心配もないので使いやすさも抜群です。
【スーパーバイネ】の主な効果は植物の細根を増やす効果と光合成能力を向上させる効果なので弱った植木や庭木の回復には最適な活力剤です。
スーパーバイネとグリーンパイルが相性の良い理由は・・・
スーパーバイネとグリーンパイルは「年間を通して溶けていく緩効性の活力剤」と「土壌の深層まで成分を浸透できる肥料」なので相性が良く、「グリーンパイルが土壌に浸透させた肥料成分」を「スーパーバイネが樹木を活性化させることで根からの吸収を促進する(助ける)」ことで「樹木に栄養をしっかりと吸収させ、健全な状態(樹勢が良い状態)にする」ことができます。
そのため、活力剤スーパーバイネと打込み型肥料グリーンパイルは年間1回の施肥の場合でも高い効果が期待でき、樹勢をしっかりと回復できるので効果的です。
スーパーバイネ 使用事例:桜の花芽増加
- 桜の花芽増量にスーパーバイネおよび肥料を使用
- 前年の同時期と比べて花芽が増えているのがわかります。
- 施工場所:滋賀県内
スーパーバイネと打ち込み型肥料の組み合わせ:使用事例
上記の画像は五葉松の黄化がひどくなり、木が弱り落葉する状態であったものにスーパーバイネと打ち込み型肥料4本を合わせて使用した際のものになります。
月日が経つにつれて黄化の症状を抑制して葉の緑色を取戻し、綺麗な状態に戻せました。