液肥 ホスカル とは・・・
ホスカルは亜リン酸とカルシウムを配合した液体肥料です。
カルシウム欠乏症を抑えて作物を丈夫に仕上げます。
強い窒素中断(わい化)で作物をしっかりしめることもでき、
カルシウム欠乏症による生理障害(尻ぐされ、芯ぐされ、チップバーン)
発根や分けつ、着果や着色、糖度、病気や害虫の耐性に効果的な液肥です。
液肥 ホスカル 施用例
コマツナ
ビオラ
施用例をまとめると・・・
- ホスカル施用区の方が葉や花が丈夫できれいにできています。
- ホスカル施用区の方がしっかりと根を張ることができています。
液肥 ホスカル 効果
効果1. 亜リン酸とカルシウムで作物を丈夫に仕上げます!
ホスカルは亜リン酸とカルシウムを配合した液体肥料です。
亜リン酸は吸収されるとリン酸になるもので通常のリン酸よりも吸収しやすくできているので
病気や害虫の耐性強化、発根や分けつ、着果や着色の促進に効果的です。
また、カルシウムを多く含んでいるので作物を丈夫に仕上げやすくできています。
吸収性が高く、即効性があるので悪天候時の生育不良の改善などにも効果的です。
効果2. 亜リン酸とカルシウムの同時補給で丈夫に仕上げます!
亜リン酸で作物にリン酸をしっかりと吸収させます!
ホスカルは亜リン酸を使用してリン酸を吸収しやすくして即効性を高めた液肥で
葉面散布と土壌灌注のどちらからでもリン酸をしっかり吸収させることができます。
特に寒い時期の根菜類などのリン酸の吸収が悪いものには効果が高く効果的です。
カルシウム欠乏症をしっかり抑えて作物を丈夫に仕上げます!
カルシウムに拮抗するカリを含まないで相性の良いリン酸と同時に供給することで
カルシウム欠乏症(石灰欠)による生理障害の対策(予防)に効果的です。
強い窒素中断(わい化)で株をしめる場合にも効果的です。
果菜類の尻ぐされ、葉物野菜の芯ぐされ、花卉類のチップバーン対策などに効果的です。
カルシウムと亜リン酸が組み合わさることで細胞壁の硬化を促進して作物を丈夫にでき、
果菜類の尻ぐされ、葉物野菜の芯ぐされ、花卉類のチップバーン対策などに強くします。
捕捉:亜リン酸について
通常のリン酸よりも吸収しやすい!
亜リン酸はリン酸よりも分子が小さいので水に溶けやすく、吸収しやすいもので
アルミニウムや鉄などと結合しにくく葉面散布と灌水のどちらでも施用が可能です。
作物内でリン酸になり作物にしっかり吸収させます!
吸収された亜リン酸の一部は作物内で活性酸素と結びついてリン酸になり、
作物にリン酸をしっかりと吸収させることができます。
この亜リン酸がリン酸になることをリン酸転化といいます。
このリン酸転化が行われると体内の活性酸素濃度を低下させることができ、
リン酸の肥効を即効的で確実なものにします。
病気や害虫に強くして生育を促進します!
リン酸の肥効が確実になることで作物の代謝や有機物合成が盛んになり、
未消化窒素の消化(窒素中断)を早めて病気や害虫に強くできます。
また、窒素過剰の徒長気味の作物を「しめる」効果もございます。
根の発根や分けつ、収穫物の着果や着色の促進などにも効果的です。
液肥 ホスカル 施用方法
作物 | 施用方法 | 使用濃度 |
---|---|---|
果菜類 葉菜類 根菜類 |
葉面散布 土壌灌注 |
500~1000倍 |
穀物類 | ||
花卉類・果樹類 | 1000倍 |
注意事項
- 高温度では使用しないでください。葉に薬害が出る場合があります。
- 開封後は速やかに使い切ってください。
- 生育初期に高濃度でかけないでください。生育座止または生育停滞になる可能性があります。
- 厳寒期に気にCaの沈殿物ができることがあります。しっかりと溶かしてからご使用ください。
- 石灰硫黄合剤や銅剤などのアルカリ性農薬とは混用しないでください。
液肥 ホスカル 配合成分
保障成分量(%) | |||
---|---|---|---|
窒素 | 2.0 | 水溶性りん酸 | 15.0 |
カルシウム | 5.0 | - | - |