液肥 ホストップ とは・・・
ホストップは亜リン酸とカリウムを配合した液体肥料です。
病気や害虫の耐性を強化して丈夫な作物に仕上げます。
リン酸とカリウムを吸収させるので生育不良の改善にも効果的です。
根の発根や分けつ、着果や着色の促進や糖度向上などにも効果的です。
液肥 ホストップ 施用例:キャベツ
育苗時の施用例:1000倍散布
上記はホストップをキャベツの苗に1000倍で散布した1週間後の画像になります。
処理区の方が無処理区に比べて大きく成長しています。
上記はホストップをキャベツの苗に1000倍で散布した2週間後の画像になります。
処理区の方が無処理区に比べて更に大きく成長しています。
特に葉の大きさ、厚み、色付きなどに効果が良く表れていて
葉菜類の野菜の生育促進、生育不良の対策などには高い効果が期待できると考察できます。
収穫時になると下記のような差になります。
上記は育苗時にホストップを使用した処理区と無処理区の収穫前のキャベツです。
左の処理区は寒さに負けることなく、大きくなり、葉の枚数や着色が右の無処理区もよりもできが良く、
茎や芯の太さなども処理区の方が太くできていて丈夫にできていました。
上記の画像は育苗時にホストップを使用した処理区と無処理区のキャベツの画像です。
左の処理区は寒さに負けずに大きくなっていて、
葉の枚数や着色が右の無処理区もよりも良く、
茎や芯の太さなども処理区の方が太く丈夫にできていました。
液肥 ホストップ 特徴と効果
効果1. 亜リン酸とカリウムで丈夫に仕上げます!
ホストップは亜リン酸とカリウムを配合した液体肥料です。
亜リン酸は吸収されるとリン酸になるもので通常のリン酸よりも吸収しやすくできていて
病気や害虫の耐性強化、発根や分けつ、着果や着色の促進に効果的です。
また、カリウムを多く含んでいるのでより丈夫な作物に育てやすくできていて
吸収性が高く、即効性があるので悪天候時の生育不良などにも効果的です。
効果2. 亜リン酸で通常のリン酸肥料よりもリン酸を吸収しやすく!
ホストップは亜リン酸を使用してリン酸を吸収しやすくし、即効性を高めた液肥です。
葉面散布と土壌灌注のどちらからでもリン酸をしっかり吸収させることができ、
特に寒い時期の根菜類などのリン酸の吸収が悪いものには効果的です。
また、リン酸を25%、カリウムを20%と他の液肥に比べて多く含んだ液肥です。
捕捉:亜リン酸について
通常のリン酸よりも吸収しやすい!
亜リン酸はリン酸よりも分子が小さいので水に溶けやすく、吸収しやすいので
アルミニウムや鉄 等と結合しにくいので葉面散布と灌水のどちらでも施用できます。
作物内でリン酸になることでしっかりと吸収させる!
吸収された亜リン酸の一部は体内で活性酸素と結びついてリン酸になり、
作物にリン酸をしっかりと吸収させることができます。
この亜リン酸がリン酸になることをリン酸転化といい、
このリン酸転化が行われると体内の活性酸素濃度を低下させることができ、
リン酸の肥効を即効的で確実なものにします。
作物を病気や害虫に強くして生育を促進!
リン酸の肥効が確実になることで植物体内の代謝や有機物合成が盛んになり、
未消化窒素の消化(窒素中断)を早めて病気や害虫の耐性を強化します。
また、窒素過剰の徒長気味の作物を「しめる」効果もあり、
根の発根や分けつ、着果や着色の促進 等にも効果があります。
液肥 ホストップ 施用方法
作物 | 使用方法 | 使用濃度 |
---|---|---|
果菜類・根菜類・葉菜類 | 葉面散布 土壌灌注 |
500-1000倍 |
穀物類 | ||
果樹(除柑橘類) | 800-1000倍 | |
果樹(柑橘類)・果卉類 | 1000-1500倍 |
注意事項
- 高濃度では温度障害が出る場合があります。使用濃度には注意をしてください。
- 日中高温となる場合は夕刻に散布して下さい。
- 石灰硫黄合剤などのアルカリ性の農薬とは混用しないでください。
- 銅剤との混用 及び 近接散布はしないでください。
液肥 ホストップ 配合成分
保障成分量(%) | |||
---|---|---|---|
水溶性りん酸 | 25.0 | 水溶性加里 | 20.0 |