光質変換フィルム トーカン スカーレット
光質変換フィルム トーカン スカーレットとは・・・
スカーレットは紫外線をカットし、作物に有効な光を増加させる光質変換フィルムです。
紫外線カットで害虫や病気を抑制し、光の調整で生育しやすくします。
また、夏の熱いハウス内を遮光効果で同時に涼くし、作業を快適にもしてくれる資材です。
スカーレットの特徴と強み
1. 紫外線大幅カットで「高い防虫効果」と「病気や生育阻害の抑制効果」を発揮!
紫外線を大幅にカット(80%程減少)させることで害虫被害を抑制し、高い防虫効果を発揮します。
また、病気の被害抑制にも効果的で特に灰色カビ病・菌核病は紫外線をカットしたことで
菌糸の状態で生育を止めることができるのでとても高い抑制効果を発揮します。
2. ハウス内に入る光を調整して作物が育ちやすい環境に!
スカーレットはハウス内に入る生育に有効な光(可視光線の波長)を増幅させることで
作物が光合成に使用する光を増加させ、作物の光合成の活性化を促します。
これによって、作物が生育しやすい環境を作ることができます。
3. 紫外線カットと柔らかい遮光でハウス内を涼しく! 夏場でも快適に作業可能!
スカーレットは約80%の紫外線カット効果に加えて約30%の柔らかい遮光効果もあります。
これによって、夏の熱い時期にハウス内の温度上昇を抑え、ハウス内を涼しくできます。
4. 丈夫で長持ち!外張りでも安心してご使用いただけます!
カーレットは優れた耐久性を持っているので外張りでも安心して長く使用できます。
農POとの収穫物での比較:フェンネル
撮影時 | A:一般農PO区 | B:スカーレット区 |
---|---|---|
約3か月後 | 4.28kg | 4.6kg |
上記の画像は定植前のフェンネルを2つのハウス分を用意し、
スカーレットと一般的な農POフィルムを展張したハウスでそれぞれ栽培を行い、
同じ日に収穫を行いました収穫物を比較した際のものとなります。
結果はスカーレットで栽培したフェンネルの方が一回り大きい状態となりました。
UVカットを含む2種の農PO(紫外線カット)との光線透過性の比較
上記の画像は一般的な農PO、UVカット加工の農POとの光線の透過性を比較したものです。
スカーレットの光線透過性の比較をまとめると・・・
- 特徴1:紫外線を大幅にカットしています!
スカーレットは一般農POと比較して紫外線を大幅カットができ、
害虫や病気、生育阻害の被害を抑制することができます。 - 特徴2:作物が光合成に必要な光を増加させています!
スカーレットは光合成に使用する光(620nm~700nm)の光を増加させ、
ハウス内の作物の光合成を活性化して生育しやすい環境にします。 - 特徴3:柔らかな遮光でハウス内を涼しくしています!
スカーレットは光を約30%遮光することで農POよりハウス内の温度を抑え、
夏場の熱い時期でもハウス内で快適に作業をすることができます。
農PO(紫外線カット)を含む光線透過性の比較
上記はスカーレットと2種類の農PO(UVカット含む)を展張した際の透過率を比較したものです。
3つのハウスを比較するとスカーレットは一般農POよりも紫外線をカットできていて
農PO(UVカット含む)よりもハウス内の作物が光合成に使用できる光量を多くすることができていてハウス内が2種類の農PO(UVカット含む)よりも涼しい環境にできています。
農POとのハウス内の温度変化での比較
上記はスカーレットと一般的な農POを展張したハウス内の温度変化の比較したものになります。
2つのハウスの温度変化を比較するとスカーレットを展張したハウスの方が温度が全体的に低く、涼しい状態になっています。
トーカン スカーレット 使用例:ハウス
ハウス 外張り:葉菜類(コマツナ、ホウレンソウ、チンゲンサイ、ハクサイ)
露地栽培:トンネル(べたがけとの組み合わせ)
トーカン スカーレットの使用用途
使用用途 | 栽培実績がある作物 |
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ハウス:外張り、 内張りカーテン |
ほうれん草、コマツナ、ミニトマト、トルコギチョウ、 デルフェニウム、フェンネル |
トンネル:上掛け被覆 |