チドメグサの駆除方法 おすすめ除草剤
血止草とも呼ばれるこの雑草。地表を這うように増殖し、地下茎により繁殖するため非常に駆除が難しいことでも知られています。今回はチドメグサの最適な駆除方法とオススメの除草剤をご紹介致します。
チドメグサとは?
チドメグサはセリ科の多年草(冬になっても枯れずに越冬する雑草)。オオチドメやノチドメなどの種類が存在します。庭や道端など場所を選ばず自生していますが、土壌水分の多い土地を好む傾向があります。中でも芝地での被害が多く、草丈が低いので地面を這うように成長するため、刈り込みを行っても除去しきれずに悩まされている方が多いようです。
チドメグサの駆除方法(空き地)
チドメグサは地下茎(根のようなもの)により増殖するため、刈り取るだけではすぐに再生してしまいます。そこで根まで枯らすグリホサート系の除草剤をお勧めしております。サンフーロンやラウンドアップなどが有名ですが、ジェネリック農薬(製造特許が切れて安価に製造できる農薬)のサンフーロンが価格も安くオススメです。ただし、サンフーロンは植物に幅広く効果を発揮するため、芝地・花・低木の近くでの使用は控えましょう。
芝地で効果的な除草剤
芝生の除草剤は「ザイトロンアミン液剤」がオススメです。雑草だけを選択的に枯らす除草剤となるため、芝地でご使用いただけます。(登録があるのは日本芝のみのため、その他の種類の芝生ではご使用しないでください。)チドメグサが完全に展葉した頃に使用するのが最適です。ただし、芽が出た雑草を枯らすことはできますが、芽が出る前の雑草を抑制する効果はありませんのでご注意ください。
まとめ
チドメグサを退治するのに、周囲に芝地や花などが無い場合はサンフーロンの使用がオススメです。日本芝でのチドメグサ処理にはザイトロンアミン液剤が良いでしょう。