ドッグランに敷く資材としてはバークチップとウッドチップのどちらが良いか?
上記の画像は左が「バークチップ」、右が「ウッドチップ」になります。
ドッグランに敷く資材として有名なのがこのバークチップとウッドチップの2種類です。
今回はこの2種類の資材を比較して比べていきたいと思います。
バークチップ・ウッドチップを敷く理由は?
ドッグランにバークチップやウッドチップを敷くメリットとしては主に下記の4つになります。
・ドッグラン内を動く犬の足や肉球への負担を軽減することができる。
・環境の改善(臭いや暑さ、害虫の対策)を行うことができる。
・雑草の発生を軽減しつつ、景観や見栄えに良いものにできる。
・人工芝を使用するよりもコストを抑えて安く導入できる。
バークチップとウッドチップに違いはありますか?
「ウッドチップ」と「バークチップ」は木材から同じように作られるマルチング材ですが、
施工場所や使用用途によって適した種類や注意点、サイズの分け方 等が異なっています。
そこで、下記にバークチップとウッドチップの主な違いをまとめてみました。
ウッドチップについて
ウッドチップは「杉やヒノキ、クスノキなどの木材を細かく粉砕して作った資材」で
ウッドチップの材料になる木材は豊富な種類があり、材料によって香りが異なっていて
防虫に強いもの(白アリに強いサイプレス 等)などもある種類が豊富な資材です。
バークチップについて
バークチップはウッドチップの一種で「赤松や黒松などの樹皮を採用した種類」のもので
従来のウッドチップと比較すると「1粒のサイズが大きく、丸みを帯びている形」をしています。
赤や茶色などの色味があるものが多く、ガーデニングや鉢栽培 などの用途で使用されています。
※ バークチップも白アリが巣を作れない資材なので白アリの耐性は高い分類に入ります。
捕捉:ウッドチップとバークチップを敷くことによるシロアリの発生について
ウッドチップとバークチップのどちらも木材から作られている資材ですので
「シロアリの発生や被害を心配する方の声も多いのではないか?」と思われますが、
シロアリが住み着く木材(住処)は厚さが1cm以上の厚みがないと暮らせず、ウッドチップとバークチップは厚みがない資材なので「シロアリの住処に適していない」ので弊社でも長年バークチップを販売しておりますが「シロアリの発生は報告がない」ので安心できるレベルには達しているのではないかと考えられるので「シロアリが発生する原因にはなりずらい」と思われます。
ですが、注意は必要で日があまり当たらない場所にウッドチップやバークチップを敷いた際は「湿気がこもりやすくて暗い状態」になり、虫が好む環境で集まりやすいので注意が必要です。
そのような場合は対策方法が必要で防虫効果のあるチップを選択して敷く、敷く厚さを1cm程度にして厚く敷かないようにする、施工場所に日が良く当たるように改善をする必要となります。
ウッドチップとバークチップでの違いをまとめると・・・
ウッドチップとバークチップの違いとしては材料の違いによるものでウッドチップは「木材(全体)」、バークチップは「松の樹皮のみ」を材料として作られた資材でその差を比較すると
「バークチップのが1粒のサイズが大きく、丸みを帯びている形にできている」、
「バークチップのがシロアリが発生しにくい」と言われています。
ですが、上記でも記述しておりますがシロアリは木材に1cm以上の厚みがないと住処として適さないとされていることに加え、防虫加工を行ったウッドチップ 等もあるのでその差は大きくないと思われるので従来のウッドチップと比較した際は「バークチップのが使用している素材の違いによってシロアリの耐性が少し高い」という違いがあります。
バークチップをウッドチップと比較すると・・・
【結論】ドッグランには広い場所に敷くのに適している「バークチップ」が最適!
【 バークチップ 推奨理由1 】
ウッドチップの必要量より少量で敷き詰め可能!
「バークチップ」は「ウッドチップ」と比較して1粒が大きいサイズがあり、
「ドッグランやお庭の広い面積の部分に敷く場合」などは「バークチップ」を敷くことで
「ウッドチップよりも1粒当たりの厚みがあって大きい」ので広い面積に敷き詰めることができ、
「ウッドチップよりも必要量を少なくし、コストを抑えて敷き詰めること」ができます。
【 バークチップ 推奨理由2 】
粒に厚みと丸みがあるので形が崩れにくくて安心!
「バークチップ」は「ウッドチップ」と比較して1粒が丸みを帯びていて厚みがあり、
「ウッドチップよりも粒がかけずらくて割れにくく、とげが発生しにくい」ので安心で
上を動いている犬の足や肉球への負担が少なく、怪我をしにくい場所にできます。
ドッグラン用に適した良いバークチップを選ぶには?
【 バークチップ 選び方1 】
ドッグラン内を動く犬に適したサイズを選びましょう!
ドッグラン用に「バークチップ」を選ぶ際には購入予定のバークチップのサイズが
「上を歩く犬の足に適したサイズ」であるかを確認することが大切です。
適したサイズのバークチップを選択して敷けていない状態になってしまいますと
「犬の足や肉球への負担増加や怪我」に繋がる恐れがるので注意が必要です。
なので、ご購入前にはサンプルの請求を販売店に問い合わせてみて対象となる犬の足のサイズに適しているかをしっかりと敷く前に確認するのが重要です。
【 バークチップ 選び方2 】
バークチップを選ぶ基準を把握しましょう!
下記の画像は参考までに弊社で販売しております「業務用バークチップ」をサイズ別に犬の足に合わせて分類して割り振りを行った際の表になります。
※ メーカーによってサイズの判別基準が異なりますのでご注意をお願い致します。
犬のサイズ | バークチップについて | 敷き方 |
---|---|---|
小型犬 | 小さいサイズのバークチップ | 隙間が無いように敷き詰めると効果的です。 |
大型犬 | 標準サイズのバークチップ | 厚めに広く敷くと効果的です。 |
中型犬 | 小~標準サイズのバークチップ | しっかりと合ったサイズを選ぶようにする |
MIX犬 | サイズ合わせ重要 | しっかりと合ったサイズを選ぶようにする。 |
ドッグランにバークチップを敷く方法と手順
【手順1】ドッグラン内の雑草を無くし、地面を平らにします!
最初はドッグランの敷地内に生えている雑草を抜いて雑草の処理を行い、
地面に穴が開いている場合や平らではない場合は地面を平らに整地します。
しっかりと雑草の処理や整地ができていないとバークチップの隙間から雑草が生える原因や歪みが生じてしまう原因となりますので注意が必要です。
注意:下記のような雑草を処理する際は根までしっかり処理することが大切です!
上記の画像でもご紹介しております「スギナ」や「チガヤ」などの生命力が強い雑草は
手で草抜き などを行った際に根が地中に残りやすく、根が残ると再生が始まってしまうので
処理を行う際にはしっかりと根まで取り除くことが大切です。
【雑草対策】スギナやチガヤなどのしつこい雑草にはコチラが最適!
・【オススメ】根まで枯らす除草剤 サンフーロン
除草剤 サンフーロンは水で希釈して希釈液にし、散布する「雑草を根まで枯らせる除草剤」で
雑草が生えている状態で葉に散布しますと晴れた日なら6時間程度で成分がすぐに吸収され、
しつこい雑草として有名なスギナやチガヤ なども根までしっかり枯らせます。
また、ドッグランを作る際の雑草処理にもオススメの除草剤で使用後に1日が経過し、
乾いている状態になりますと地面に薬剤の成分が残留していない状態になり、
成分も植物にしか効かないもので作られているので安全が高いのでオススメです。
また、定番品のラウンドアップと比較して価格が安価なのでコストの削減にも効果的です。
【雑草対策】 雑草処理後の万全な雑草対策にはバークチップの下にコチラを!
・【オススメ】防草シート エコナル ブラウン
防草シート エコナル ブラウンは弊社オリジナルの資材で
「安価で強害雑草(スギナやチガヤ など)を防ぐことができる茶色の防草シート」です。
シートの色が茶色なのでバークチップや砂利の下に敷いた際に景観に馴染みやすく、
シートの耐久性も高いので敷いた部分の雑草の発生を長期間抑えることができます。
上記の画像は左:防草シート エコナル ブラウンと右:市販の織り込み防草シートを地面に施工し、半年が経過した際の様子を比較(撮影のために砂利を一時的に除いて)したものです。
織り込みの防草シートは目合いの隙間からスギナが突き抜けていますが、エコナル ブラウンは問題なくスギナを防ぐことができている状態でした。
【手順2】バークチップを敷き、平らにして馴染ませます!
敷く厚さ | 敷いた後の作業 | 注意点 |
---|---|---|
厚さ10cm前後 | 1. 表面を箒などで平らにする。 2. 足で踏みならしを行う。 3. ホースで水をかけてなじませる。 |
・小型犬は小さいサイズを敷く ・大型犬の場合は厚めに広く敷く ・足にあったサイズのものを使用 |
雑草の処理が終わり、地面が平らになりましたらバークチップを敷きます。
その後、バークチップの表面を箒などで平らにし、足で踏みならしを行い、
最後にホースで水をバークチップにかけて馴染ませたら作業完了です。
まとめ
ドッグランに敷くのは弊社としては「バークチップ」がオススメ!
「バークチップ」は「ウッドチップと比較して粒に丸みがあり、厚みがあって大きい」ので
「ドッグランなどの広い面積の部分に敷く場合」は「バークチップ」を敷くことで
「ウッドチップよりも必要量が少なく、コストを抑えての敷き詰め」ができるのでオススメです。
また、バークチップはウッドチップよりもサイズ分けの規格が多い資材なので
使用用途(対象となる犬の足)に合ったサイズを探しやすいのも便利な点です。
弊社でお取り扱いのあるバークチップ - 資材のご紹介 -
業務用バークチップ 施工例:ドッグラン
【関連資材】赤松のバークチップを安価でお探しの方にはコチラ!
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