バークチップとウッドチップの主な違いは?
「ウッドチップ」と「バークチップ」は木材から作られるマルチング資材ですが、
施工場所や用途によって適した種類や注意点、適したサイズ 等が異なりますので
下記にバークチップとウッドチップの違いをまとめてみました。
ウッドチップについて
ウッドチップは「杉やヒノキ、クスノキなどの木材を細かく粉砕して作ったもの」で
ウッドチップの材料となる木材には様々な種類のものがあり、材料によって香りが異なり、
防虫に強い種類(白アリに強いサイプレス 等)などもあり豊富な種類がある資材です。
バークチップについて
バークチップはウッドチップの一種で「赤松や黒松などの樹皮を採用した種類のこと」で
従来のウッドチップと比較すると「サイズが大きめで丸みを帯びている形」にできています。
赤や茶色などの色味があるものが多く、主にガーデニングの用途で使用される資材です。
捕捉:ウッドチップとバークチップを敷くことによるシロアリの発生について
ウッドチップとバークチップのどちらも木材から作られている資材ですので
「シロアリの発生や被害を心配する方の声も多いのではないか?」と思われますが、
シロアリが住み着く木材(住処)は厚さが1cm以上の厚みがないと暮らせず、ウッドチップとバークチップは厚みがない資材なので「シロアリの住処に適していない」ので弊社でも長年バークチップを販売しておりますが「シロアリの発生は報告がない」ので安心できるレベルには達しているのではないかと考えられるので「シロアリが発生する原因にはなりずらい」と思われます。
ですが、注意は必要で日があまり当たらない場所にウッドチップやバークチップを敷いた際は「湿気がこもりやすくて暗い状態」になり、虫が好む環境で集まりやすいので注意が必要です。
そのような場合は対策方法が必要で防虫効果のあるチップを選択して敷く、敷く厚さを1cm程度にして厚く敷かないようにする、施工場所に日が良く当たるように改善をする必要となります。
ウッドチップとバークチップでの違いは・・・
ウッドチップとバークチップの違いとしては材料の違いによるものでウッドチップは「木材(全体)」、バークチップは「松の樹皮のみ」を材料として作られた資材でその差を比較すると
「バークチップのが1粒のサイズが大きく、丸みを帯びている形にできている」、
「バークチップのがシロアリが発生しにくい」と言われています。
ですが、上記でも記述しておりますがシロアリは木材に1cm以上の厚みがないと住処として適さないとされていることに加え、防虫加工を行ったウッドチップ 等もあるのでその差は大きくないと思われるので従来のウッドチップと比較した際は「バークチップのが使用している素材の違いによってシロアリの耐性が少し高い」という違いがあります。
バークチップをウッドチップと比較すると・・・
「広い場所に敷く場合」や「鉢栽培のマルチング」には「バークチップ」が最適!
【 バークチップの利点1 】
ウッドチップよりも必要量が少なく、敷き詰めが簡単!
「バークチップ」は「ウッドチップ」と比較して1粒が大きいサイズがあり、
「広い面積に敷く際」や「鉢栽培(花・ブルーベリー 等)のマルチング」に使用する際に
1粒当たりの厚みがあるので広い面積を敷け、敷き詰めがしやすく、
「ウッドチップよりも必要量を減らして敷き詰めること」ができる資材です。
【 バークチップの利点2 】
丸みを帯びていて厚みがあるので形が崩れにくい!
「バークチップ」は「ウッドチップ」と比較すると丸みを帯びているので厚みがあり、
かけることや割れることが少なく、とげが発生しにくくできている資材です。
また、ドッグラン用(犬 などの動物用)に敷いた際にも安全性が高く、
上を歩いている動物の足や肉球への負担が少ない、怪我が起きにくい場所にできます。
主なバークチップの使用用途や敷く場所は?
【 バークチップ 使用例1 】
お庭や庭木の飾り・雑草対策・展示
使用した バークチップ | 期待できる効果 | 敷く厚さ |
---|---|---|
業務用バークチップ (黒松バークチップ) |
・景観の向上 ・敷いた地面や庭木の乾燥防止や保温 ・雑草の発生防止 |
厚さ 3~5cm 程度 |
上記の画像は弊社で販売中の業務用バークチップ(黒松のバークチップ)を敷いたものになります。
お庭や庭木の飾り・雑草対策・展示(レイアウト)に使用する際は、
厚さ3~5cm程度の厚さでバークチップを敷き詰めると効果的です。
【 バークチップ 使用例2 】
ドッグラン用の資材として使用可能
使用した バークチップ | 期待できる効果 | 敷く厚さ |
---|---|---|
業務用バークチップ (黒松バークチップ) |
厚さ 10cm 前後 |
・景観の向上 ・土による汚れの防止 ・足にかかる負担の軽減 ・尿や湿気による臭い軽減 ・敷いた地面の乾燥防止 ・雑草の発生防止 |
バークチップはウッドチップと同様にドッグランの下地としても使用可能です。
厚さを10cm前後で敷くことで遊んでいる際に付いてしまう土の汚れが無くすことができ、
足の負担が少なく、臭いも軽減されている綺麗で安全な場所で愛犬を遊ばせることができます。
捕捉1:ドックラン用でバークチップを敷く際の注意点
ドッグラン用に「バークチップ」を敷く際は、ご購入予定のバークチップのサイズが、
「上を歩く愛犬の足に適したサイズや厚さ」であるかをご確認ください。
適したサイズを敷いていないと「足や肉球の負担や怪我」に繋がる恐れがございます。
1度サンプルにてサイズが適しているものかをご確認ください。
捕捉2:ドックラン用のバークチップを選ぶ基準
犬のサイズ | バークチップについて | 敷き方 |
---|---|---|
小型犬 | 小さいサイズのバークチップ | 隙間が無いように敷き詰めると効果的です。 |
大型犬 | 標準サイズのバークチップ | 厚めに広く敷くと効果的です。 |
中型犬 | 小~標準サイズのバークチップ | しっかりと合ったサイズを選ぶようにする |
MIX犬 | サイズ合わせ重要 | しっかりと合ったサイズを選ぶようにする。 |
【 バークチップ 使用例3 】
鉢栽培(バラ・ブルーベリー 等)のマルチング
鉢栽培:バラ マルチング
対象 | 使用した バークチップ | 期待できる効果 |
---|---|---|
バラ | 業務用バークチップ (黒松バークチップ) |
・泥はね防止 (黒点病予防) ・敷いた地面の乾燥防止や保温 ・コガネムシ対策 ・雑草の発生防止 |
上記の画像は弊社で販売中の業務用バークチップ(黒松のバークチップ)を敷いたもので
鉢栽培のバラを大苗植え付けの際にマルチング材として導入したものです。
地面をバークチップで覆うことで泥はねが原因で発症する黒点病を予防でき、
地面の乾燥防止や保温、コガネムシの侵入、雑草の発生も同時に防ぐことができます。
鉢栽培:ブルーベリー マルチング
対象 | 使用した バークチップ | 期待できる効果 |
---|---|---|
ブルーベリー | 業務用バークチップ (黒松バークチップ) |
・敷いた地面の乾燥防止や保温 ・コガネムシ対策 ・雑草の発生防止 |
上記の画像は弊社で販売中の業務用バークチップ(黒松のバークチップ)を敷いたもので
鉢栽培のブルーベリーにマルチング材として導入したものです。
バークチップで覆うことで地面の乾燥防止や保温、コガネムシの侵入、雑草の発生を防げます。
まとめ
バークチップとウッドチップの違いをまとめると・・・
バークチップは「松(黒松や赤松)から作られたウッドチップの1種」で
従来のウッドチップと比較すると「全体的に丸みを帯びていて大きく、色味がある品質」をしており、従来のウッドチップよりも厚くできているので少ない量で敷き詰めを行うことができ、
「広い面積に敷き詰める場合」や「鉢栽培(バラ・ブルーベリー 等)のマルチング材」の場合は、
「従来よりも少ない量で広い面積を敷き詰めることができる」のでコスト的にもオススメです。
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