芝生の手入れ
芝生の手入れで大変なことの筆頭に挙げられるのはやはり「雑草対策」ではないでしょうか。
芝地が広くても、狭くてもそれぞれに雑草への労力が発生することに変わりはありません。
芝生に発生する雑草
芝生に発生する雑草として主なものは、スズメノカタビラ、メヒシバ、シロツメクサ、カタバミ、チドメグサ、ツメクサ、タンポポ、ハマスゲ、オオアレチノギクなどが挙げられます。
分類としては、「イネ科雑草」「広葉雑草」に分けられます。芝生の除草剤は、概ね広葉雑草に効くもの、イネ科雑草に効くものに分かれています。
更に分類として「一年生雑草」と「多年生雑草」があります。
一年生雑草は、毎年結実し種子を落とすもの。多年生雑草は、1年のうちに枯れることはなく、種子と地下茎で繁殖するものがあります。
芝生の雑草対策
すぐにでも取り掛かれるのは、手で抜く方法です。しかし芝生の面積が狭くとも、芝生の中に生えている雑草は意外と抜くのが大変です。草丈が低かったり、根をずっと深く広く張っていたり、何本も地下茎で繋がっていたりしています。
そこで、多年生雑草のように切れ目なく年中生えているものや地下茎で増える雑草は、駆除が大変なので芝生専用の除草剤を使用します。
芝生の除草剤
芝生の除草剤には、選択性の除草剤を使用します。これは対象の芝生は枯れず、雑草のみを枯らす専用の除草剤です。
また、既に生えている雑草に直接散布することで枯らす茎葉処理型、これから生えてくる雑草の種子が発芽しないように抑制する土壌処理型にも分けられます。
主に春、秋に定期的な除草剤散布をして雑草対策を行っているケースが殆どです。
一番最小限の薬量や回数で防除できるように散布する時期と薬剤の種類は重要になります。