田んぼの用水路の近くで除草剤を撒いても大丈夫?
写真のように用水路近くに生える雑草にお困りの方も多いでしょう。除草剤を撒きたいけれど、用水路、田んぼ、畑が近くにあって不安…。そんな方のために、今回はこのような場所でも散布できる除草剤と正しい使い方をご紹介致します。
用水路近くの雑草には除草剤サンフーロンがおすすめ
用水路周りの雑草対策には除草剤サンフーロンの散布がオススメです。
【オススメ】根まで枯らす除草剤サンフーロン
サンフーロンの安全性
サンフーロンは公的な試験により安全性が確認されており(農林水産省登録 第18814号)、普通物かつ魚毒性A類ということで人や動物にも安全性が高いとされています。植物独自の「シキミ酸経路」に作用し、餓死させることで枯殺するため、シキミ酸経路を持たない人や動物には毒性を表しません。また、土に触れると分解される性質を持っているため、土壌に残留する心配もございません。
水に流れても安全な理由
前述しました通り、サンフーロンは魚毒性A類のため河川に対する汚染の心配はありません。魚毒性とは薬剤が河川に流入した際の水棲動物に対する影響を検査したもので、サンフーロンは一番安全なA類とされております。(通常の使用で水棲動物に影響の無いものがA類とされています。)通常の使用では問題はありませんが、想定されていない使用方法に関してはこの限りではございませんのでご注意ください。残った薬液を河川に捨てるなどの行為は絶対にしないでください。
田んぼ、畑に流入した場合は?
サンフーロンは果樹、野菜、穀物、稲等に適用があり、検査により安全性が確認されております。適用一覧表(製造メーカー:大成農材)
自分の敷地内で、周囲の田んぼ・畑に飛散しないように注意して散布すればまず問題ないでしょう。(田んぼの畦道(あぜみち)に関しては使用可能回数が決まっておりますのでご注意ください)
除草剤の正しい使用方法
除草剤を散布するタイミングは、散布後半日以上雨の降らない、風の無い天気の良い日が最適です(風が強いと散布時に周囲に拡散されてしまうのでご注意ください)。サンフーロンの薬液に対して水100倍で希釈し使用しましょう。雑草の葉全体にムラなくしっとり濡れるように散布してください。
除草剤は撒きたくない!という方のために
それでもやっぱり除草剤は心配、ご近所さんとのトラブルが心配という方には防草シートの使用がオススメです。防草シートは日光の遮断により雑草の発生を抑えるため、環境に負担をかけません。また、一度シートを施工すると数年間雑草の発生を抑えます、草取り・除草剤散布の手間を大幅に削減するため非常にお勧めです。ただし、ホームセンターなどで売られているような安いシートでは生地が粗く、雑草の芽が突き抜けてしまう場合がございます。そこで当サイトでは価格と機能に優れたエコナル防草シートをお勧めしております。
まとめ
用水路周りで使用する除草剤はサンフーロンがオススメです。用法容量を守ってご使用いただければ、周囲に影響が出ることはございません(作物に直接かかるように散布する、用水路に薬液を流すなどのご使用法は絶対になさらないでください。)雑草の発生防止、長期防草にはエコナル防草シートがオススメです。薬剤を使わない雑草対策となるため、ご近所様とのトラブルが心配な方にも安心です。