プロ資材の専門店が解説!スギナの駆除方法と繁殖の予防
春から夏にかけて増殖するスギナ。全国に広く分布し、非常に強い生命力で防除が困難な雑草としても有名です。スギナはどうやって増えているのでしょうか?今回はこのスギナの駆除方法と予防方法についてご説明致します。
スギナとは?
スギナはシダ植物の仲間でトクサ科の多年草(冬になっても枯れない雑草)です。
春先に胞子茎(ツクシ)を伸ばし、胞子により繁殖を行います。次いで現れる栄養茎がスギナと呼ばれます。
スギナは一度侵入すると根(地下茎)を伸ばして一面に増え、高さ30~60cm程のスギナで覆ってしまいます。
スギナの駆除が難しいのはこの地下茎の生命力にあります。スギナの地上部分は葉に相当し、
葉を刈り取っても本体である地下茎から葉を伸ばすだけで再生してしまうため、防除が非常に難しい雑草とされています。
同じトクサ科のトクサについてはコチラ→【トクサの駆除方法】
スギナの地下茎
スギナで一面覆われている場所を掘り起し、断面を撮影しました。土の深い部分にも縦横に地下茎が伸び、別のスギナと繋がっています。地下茎で繋がっている様子を分かり易くするために何本か採取しました。下の画像です。
何本ものスギナが地下茎で繋がっている様子です。地上部で大きく育っているものと、まだ地上には出ていませんが、これから更に成長していくものとがあります。こうしてスギナはあっという間に広範囲に繁茂していきます。また、根を掘り起こしても千切れた断片から再生してしまう性質があり、防除が非常に大変な理由がわかります。
スギナに効く除草剤・除草後の発生防止にはこの2つ!
1. スギナを駆除するにはどうしたらよいのか?
スギナの駆除方法
根が残っていると再生する性質を持っているため、根ごとまとめて駆除する必要があります。手で刈り取っていてはとても追いつかないため、今回は除草剤をお勧め致します。 葉から入って根まで枯らすグリホサート系の除草剤、ラウンドアップかサンフーロンが良いでしょう。 (そのまま使える希釈済みタイプは便利ですが、かなり薄めて有るためしっかりと枯れないことがあるためスギナには濃縮タイプを選びましょう。)特にジェネリック農薬(製造特許の切れた農薬)で安価かつ優れた効果のサンフーロンがオススメです。
サンフーロンの使い方を動画で確認
どうしてスギナにもよく効くの?
上手にスギナを枯らすには?
除草剤 サンフーロンは経費(コスト)を抑えたい方にオススメ!
ジェネリック農薬とは「オリジナルの薬剤と同等の成分、効果がある農薬」のことです。
除草剤「サンフーロン」は除草剤「ラウンドアップ」のジェネリック農薬で価格が安価に設定されている除草剤なので「経費(コスト)を抑えたい方」に最適な除草剤です。
また、散布後の雨に降られても大丈夫な時間は、現在流通している「ラウンドアップマックスロード」の方が短くて済むのですが、その点を考慮して散布すれば、しっかりと雑草を枯らすことができますので安心して「サンフーロン」をご使用頂けます。
2. スギナを発生させないためにはどうしたらよいのか?
最適な防草シートで スギナの予防
スギナを予防するためには胞子の発芽、地下茎による繁殖の二つを防除しなければなりません。コンクリートやインターロッキング、砂利敷きなどが考えられますが今回は防草シートをご紹介致します。
地面にシートを敷き、太陽光を遮断することで雑草の発芽を抑えるため、コンクリートやインターロッキングより施工費が安く、砂利よりも優れた防草効果を発揮します。また、防草シートは個人で施工・撤去ができる点も見逃せません。
ただし、安い防草シートでは生地を突き抜けてスギナが芽を出す恐れがあるため、高品質のシートを選ぶようにしましょう。エコナル防草シート、ザバーン 防草シート 240BBなどがオススメです。これらのシートは一度の施工で何年間も雑草を抑えるほど丈夫であり、長期に渡って雑草取りの手間を減らしてくれます。
どんな防草シートでも長期間雑草を抑えられる訳ではない
一般的な防草シートとエコナル防草シートを敷いて同じ年数経過したものを比較しました。質の悪いシートですと雑草が生えてきてしまっています。画像は、スギナよりも突き抜け性が弱い雑草でもこの差です。防草シート選びではきちんとしたものを選んでください。
エコナル防草シートを定番品のザバーンと比較すると・・・
弊社限定の防草シート「エコナル」と実績豊富な防草シート「プランテックス (ザバーン) 防草シート」を比較すると「プランテックス (ザバーン) 240BB・240G」のが引っ張り強度が高く、厚く丈夫にできていますが、「エコナル」のが㎡価格(平米価格)が砂利下専用の「プランテックス (ザバーン) 125BB」に僅差の価格になっていて「スギナ 等の強害雑草を防ぎ、むき出しでの施工が可能」ですので「むき出しでの施工、砂利下への施工」を行う場合は、「エコナル」を使用することで費用(コスト)を抑えての導入が可能で長期間の雑草対策を行うことができます。
また、エコナル防草シートには色がグリーン(緑色)・ブラウン(茶色)の2色が同じ価格でありますので施工場所の景観に合わせてシートの色をお選び頂けます。
・【初回限定 お一人様:1点のみ】雑草対策トライアルセット
雑草対策を始める方に最適な「防草シート エコナル」と「除草剤 サンフーロン」のセット。
「除草剤 サンフーロン」は防草シートを敷く場所に加え、それ以外の雑草処理も行えるようにお庭の雑草処理では使い切りがしやすい「2Lサイズを1本」、「防草シート エコナル」は「1m×50mを1本(色:グリーン 又は ブラウン)」に施工に必要な道具4点と固定ピンを添付し、届いてからすぐに作業ができるセットにできています。
価格も通常時よりも「お得な特価」となっておりますので是非ご確認をお願い致します。
防草シートを買う前に知っておきたいこと!
防草シートは敷き方で耐久性が変わります
折角、質の良い防草シートを用意しても敷き方が悪いと雑草が生えてきたり、風で捲れたりしてシートが傷み結果的に耐用年数を縮めてしまうことに繋がります。
そこで、防草シートの耐用年数を出来るだけ伸ばすための施工方法のポイントをまとめました。
『防草シートの敷き方で耐用年数を伸ばすには?』
防草シートの種類を知って最適なものを選びましょう
数多くの防草シートが販売されていますが、どのような場所でどの程度の質の防草シートを選ぶかはとても大切なことです。例えば、砂利下で使用するのに紫外線に対候性の高い高価なシートを選ぶ必要がないようにです。
そこで、使用する場面で最適な防草シートが選べるようにまとめました。
『防草シート毎のメリット、デメリットを知って最適なものを選ぼう!』