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春に生える雑草の種類まとめ

春に生える雑草の種類

雑草は一般的に小さければ小さいほど防除が簡単です。このページでは雑草が小さいうちに、もしくは雑草が発芽する前に土壌処理剤(発芽防止剤)を使って対策してしまおうという目的の元、春に芽吹く雑草を一覧にてご紹介致します。春に生えた雑草は夏から秋にかけて大きくなるので、ここで雑草対策を行っておけば後々ぐっと楽になるというわけですね。

春に発生する一年草

一年のサイクルで、発芽・開花・結実・枯死するものを指します。

メヒシバ(イネ科)

オヒシバと共に夏の畑地におけるイネ科強害雑草の一つ。発生量が多く、対策を怠るとあっという間に広がる。4月頃から発生し、7~9月には高さ40~80cmまで成長する。
【分布】全国

ヤハズソウ(広葉雑草・マメ科)

畑地・道端・空き地など場所を問わず発生し、しばしば群生する。 5月頃から発生し、高さ10~50cmまで成長する。8~9月には淡紅色の小さな花を咲かせる。
【分布】全国

ブタクサ(広葉雑草・キク科)

北アメリカ原産の帰化植物。場所を問わず生育するが、特に土の柔らかい所を好む。 花には花粉が多く、風で飛散しやすいため花粉症の原因にもなる。 5月頃から発生し、60~100cmまで成長する。8~9月に枝先に緑色の花を咲かせる。
【分布】全国

春に発生する多年草

寒い時期になると地上部が枯れるが、地下部に栄養を残し翌春に芽を出して成長する雑草。通常一年生雑草よりも厄介で駆除が難しい。

スギナ(広葉雑草・トクサ科)

場所を問わず生育するが、特に酸性の土壌を好む。地下茎により繁殖するため、 草取りや弱い除草剤では処理しきれない場合が多く、強害雑草として有名。 3月頃から発生し、まずはじめに胞子茎(ツクシ)が芽を出し、その後に栄養茎(スギナ)が地上に芽を出す。 栄養茎の高さは30~60cmまで成長する。
【分布】北海道~九州

ヨモギ(広葉雑草・キク科)

場所を問わず生育する、若芽は草餅の原料になり、葉は薬草として利用される。 3月頃から発生し、地下茎が地中を横に伸びていく。茎は直立し高さ50~100cmまで成長する。 8~10月に茎の先に黄緑色の花を多数咲かせる。
【分布】全国

チガヤ(イネ科)

道端、畦畔、堤防、荒地などに生育する。地下茎を伸ばして繁殖するため防除が難しい強害雑草。 5月頃から発生し、15~50cmまで成長する。越年したものが6月頃に開花する。
【分布】全国

ススキ(イネ科)

山野や丘陵地、土手などに多く生息する。 5月頃から発生し、茎は丈夫で節が高くなり大きな株となる。高さ1~2.5mまで成長する。 9月頃に茎の先に大きな穂をつける。
【分布】全国

ヨシ(イネ科)

沼や池、川岸や水路、湿地に大群落を作って生育する。 5月頃から発生し、茎が直立に伸び高さ2~3mまで成長する。 8~9月に淡紫色の長さ10~40cmの大きな花穂をつける。
【分布】本州~九州

イタドリ(広葉雑草・タデ科)

荒地、原野、道端、土手などに群生する大型の雑草。 5月頃から発生し、太い地下茎が四方に伸びて所々から芽を出す。高さ1~1.5mまで成長する。 7~9月に枝を伸ばし、穂状に白色の花を多数つける。
【分布】北海道~九州

クズ(広葉雑草・マメ科)

場所を問わず生育する。5月ごろから発生し、茎の基部は木質化し硬くなる。 それ以外の茎はつるになって伸び、さかんに分枝し地表をはったり木などにからみつく。 長さ10m以上に成長する。7~9月に紫赤色の花を穂状につける。
【分布】全国

ヤブガラシ(広葉雑草・ブドウ科)

荒地、空き地、土手、河原などに生育する。 5月頃に発生し、幼苗は全体的に暗紅色となっている。 茎はつるになって広がり長さ2~5mまで成長する。
【分布】全国

まとめ

ご紹介した通り、春に発生する雑草は非常に多く、防除が難しい多年生雑草も多く含まれます。 雑草発生前にきちんと対処できたかどうかでその年の雑草の生え方が大きく変わりますので、 できるだけ早めの対策を心がけましょう。
雑草は大きく分けて春と秋に発芽するので、2回ともしっかり防除を行うのが理想的です。

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