コケ・藻の駆除方法 おすすめ除草剤
民家、道路、ビニールハウスに畑と場所を選ばずに発生する蘚(コケ)。地面や塀の上などに発生してコケむした印象を与えてしまいますね。今回はこのコケに効く駆除剤のご説明です。
コケとは?
ふわふわしたこのコケはいわゆる蘚類と呼ばれ、観賞用に使われるスギゴケや非常に多くの種類のコケが属するマゴケの仲間です。
上の写真はやや明るい日向でも生育するスナゴケの仲間と思われます。コケの仲間の中でも茎と葉のある種類です。
コチラは苔類と呼ばれる仲間で地面に扁平に広がるゼニゴケです。
一日の半分が影になる場所や湿った土壌、凹凸により水のたまる場所に発生します。繁殖力が非常に強く、1シーズンで大群落を形成するほどです。杯状体という器官が葉の表面各所にあり(ぽつぽつの穴に見える部分)、ここから無性芽を飛ばすことで増殖します。更に写真右の様に雌花から胞子も飛ばします。
通常の除草剤は効かない?
コケは通常の植物とは体のつくりが違うため、通常の雑草に用いるラウンドアップなどの除草剤は全く効きません。(塩水につけたように浸透圧でしなびるとはありますが、除草剤が効いているわけではありません)
むしろ「除草剤を撒いたら雑草は枯れたけど、後から苔がびっしり生えてしまった」という話があるほどです。コケにはコケ用の除草剤を使用しましょう。
コケそうじ 散布例
栽培ハウスの合間にびっしりとコケが生えていました。今回は枯らし甲斐のありそうなここに散布してみます。
右半分がコケそうじ散布面、左半分は何も散布していない面になります。散布後1日では変化がまだありません。
散布後3日目で散布部位が枯れています。
散布後1週間時点では完全に枯れており、触れると崩れる状態となっています。この日の翌日に雨で枯れた部分がさっぱり流れてしまいました。
コケそうじ 特徴
- コケ(蘚類)だけでなく、イシクラゲにも優れた効果を発揮します。
- 農薬はもちろん化学合成物質を一切含有していません。
- 主成分は食品添加物としても使われるグレープフルーツ種子抽出物(GSE)です。
- 食品にも使われている原料のみで製造しているため、人はもちろん環境にも優しく安全です。